太田ドクソの“atelier、白”

どくそがわたしを考えるところ。

2017-09-28から1日間の記事一覧

cinéma

何年も前に終わった話精彩を欠いた言い訳をいつまでも忘れられずにいる忘れたくない恋だった 夕べ夢で君と手をつないだ糸目からのぞく、きらめき目が覚めてから思わず照れた嬉しいと、思った自分に…… ロマンティックのお手本みたいに銀幕を毛布にして眠って…

雨よ

雨は少し前に手放した命を、溶かしているから優しいわ。 お茶にしましょうか、積もる話はないけど。 隠れた思いが見つかることもあるでしょう ふたり、また、あえて、うれしい、だけで こんな、ところまで、こられるなんて、ね 予感はそこここにひしめいて光…

とうとい

曲がり角 突然 ほほを叩く 派手なピンクの夏の花びら 名前も知らない綺麗な君は 性別がない。心臓がない。 口紅が全部とれてしまって、 可愛くなくなったからうちに帰った 体を明け渡してしまいたかった 「死ぬときに、怖いのは、執着。」 やわらかくてあた…

氷の指

さわって わらうよ ふあんなふたり からだが ふるえる 発熱してる わたしが きみを ひとりになんて するはず ないけど そしらぬ顔、、 へんじは とじこめられたまま 夜は律動に従順で わたしばかりが あつくなるから 君は指からとけてしまう…… 朝には、いな…

『適当な嘘』

此の期に及んで必死な僕を愚直だと言って笑ってよ愛するそぶりは見せないで死ねなくなるだけだから わかっていたら言わないことばかり君が話すからなんかもう愛しくてつらいよそれだけで死にたくなるよ 僕らいつまで磔のまま夢とか自由とかほざくのかな僕ら…

新月

新月が揺れる夜は僕の息が細くなる熱いのに白い息が伸びて ここはどこだ?僕はだあれ?ひらく前に枯れた花馬鹿みたいに普通の言葉 恨もう …白い花になりたい。 月は満ちて時は満ちずもてあます ゆっくりと腐っていけ生きながらえる術 ここはどこだ?君はだあ…

いとなみ

カラスが散らかしたゴミ捨て場に枯れたシロツメクサ一輪供えた 隣のアパートの庭知らない花が太陽に願って 蘇生を試みている 君の主人は死んだよ荒れたアパート その日のままに君を置いていったんだよ朽ちていくんだ 墓標もなく 知った気になって 忌み嫌った…

やり逃げ

息を切らして 私にぶちまけて 命が喘ぐ 運命を求めて 熱くなり冷める ティッシュで拭いて終わる こどもを何人も 殺したような気分 私だけよ 君は 誤魔化すだけだもの ばかな私たち 季節より短い恋に 星の数より抱き合って ばかな私たちは 簡単に飽きることに…

透明になって

なに?どうしたの?なんてしらじらしいこえ ことばはなみのうえに 不時着して私は ゆくえを見守るほら、したいように。なにもできない私のかわりに 不確かな歩みは 足は砂にもつれてはだしじゃないと、歩けない。ガラスの破片も怖くないって 言わなくちゃ 言…

グレー

半永久的な問題は やはり今日も解決せず仕方なしに眠るけどまぶたの裏に飛ぶ羽虫を追いかける 追いかけて 目がまわって 転がり落ちる いつか僕を包む虫に蝕まれていくんだそれなら瞬きなんて もう必要ない知りすぎて 見えなくなってまわる目もなくなって 灰…

ф(エフ)

星が綺麗な夜です さっきまで君といた君がこぼす全ての言葉 私の背を支える静かな夜が僕らの日々を打ち砕いたとしてそれでも鼓動は続くから あの星を覚えておこう どんな想いもどんな願いも魔法にかかったみたい君が誘ってくれる場所はいつでも柔らかいよ 触…

フレディ

佇む影は一人 少し枯れた肌今日をいつも探している空は青く褪せてる踏みしめた葉の色 僕の足跡は黒ごめんね ごめんね振り返っても紛れてしまう 僕はいるの?どこにいるの?見えるすべてに確信はなくて君はいるよ ここにいるよ誰かの言葉は強くて、怖い 呼吸…

おんな

私のすべてが私であることに 辟易した君が好き 夏が死ぬ 君が 好き なの言葉を忘れて 君を覚えて 愛することが信じることなら愛されることは疑うことね君が好き 秋の智 君が 好き なの身体を残して 石を遺して 知恵の実かじるのは私だけ幸せを守る 唯、一つ…

シアワセノウタ

幸せってなんですか それ目に見えるんですか僕にはわからない まだ出会ったことがない性格歪んでて可哀相ですねなんてそういう君は幸せそうで可哀相ですね。 生きていきにくいとか 生きていきやすいとか幸せになりたいとか今すぐ死にたいとか 好きにしたらい…

素晴らしい日々

俯き加減に微笑んで窓の外を向いてる窓を叩いている雨粒に君は機嫌を損ねてる少しだけほっとしてコーヒーを飲んでる僕はあたたかいこの部屋で力をなくしていく 悩んでるって言ったら薄っぺらく聞こえてなんか嫌になっちゃったんだ言わないほうがいいことは …

日常的な哀歌

アスファルトから跳ね返る振動が足に痛い世間体を気にする視線は夜道の僕を刺そうとする何も気にならなくなったのは気にしても無駄だから季節が変わってくのと同じ おかしい話に聞こえますか? 捨てきれない希望ももうすぐ絶えるよ後押しを君も手伝ってね 近…