ドクソ暮らし(仮)

誰かを傷つけてでも、素直でいたい。

さようなら

「憎まれっ子世にはばかるっちゅーからな。

俺はたぶんまだまだ死なんで」

そういってた仲良しのじいさんが死んだ。

というか、死んでました。

 

学生時代に働いてた喫茶店の常連客で、

私が初めて軽口たたけるお客さんだった人です。

最近、人手が足りないっていうんで またそのお店に手伝いに行ってるんだけど、それでママが教えてくれました。

ママもマスターも、最近知ったらしい。

 

ああ、悲しいな。

もう会えないって、よくわかんないや。

もともと病気持ちで、

最近元気がなくて入院してるっていうのは聞いてた。

75歳くらいじゃ、まだはやいとおもってしまうよ

 

実は一度だけ、そのじいさんとはデートをしました。

「卒業祝いや」って、言って、行きつけの飲み屋に連れてってもらって、「ここの酒は、まずいのしかないから買っといた」って、わざわざ八海山の1番いいやつ買ってくれて、そのあとスナックで私のカラオケ聴いて「歌ってんのは知ってたけど、ほんまにうまいな」と言ってくれて、送るって言いながらなぜか深夜に海ほたるまでドライブして、家に着いたらもう2時回ってて「マスターとママには内緒やで」って。

2年前の10月4日。忘れもしません。

初めて海ほたる行って、対岸の明かりがすごく綺麗で、寒くて。

自販機のやっすいカプチーノ買ってくれて。

 

お店でも、すごいしゃべる人で。

無視するくらいうるさい時とかあって。笑

バイト辞めてからも、じいさんに会いたくて通ってた。

 

「なんかあったらいつでも話聞いたる」って言って、くれた電話番号。

一度もかけたことなかったけど、今使いたいよ。

今あんたが私になんかしてるよ。

結婚したよって、まだ伝えられなかったな。

うちの旦那見て、ボロクソ言ってほしかったな。

元彼のこととかでも心配散々かけたなぁ

「お前、ほんま、辞めたほうがええで。はやめに、な?」って、本当に孫でも心配するみたいな口調でいっつも別れろ別れろ言って。笑

 

死ぬ時苦しくなかったかな。

私のこと、ちょっとは思い出したりしてたのかな。

また遊びたかったなーあぁ、くそ

 

たくさんの、こうしてたら、が、頭をよぎって

なのにあんまり苦しくなくて

ただ悲しいのは

たぶんまだ私がちゃんと理解をしてないからなんだろうな

 

口は悪いけど、優しいじいさんだった。

大好きだったんだなあ、と、思います。

 

悲しいです。

人との接し方を、考えてしまいますね。