太田ドクソの“atelier、白”

どくそがわたしを考えるところ。

いとなみ


カラスが散らかしたゴミ捨て場に
枯れたシロツメクサ
一輪供えた

隣のアパートの庭
知らない花が
太陽に願って 蘇生を試みている

君の主人は死んだよ
荒れたアパート その日のままに
君を置いていったんだよ
朽ちていくんだ 墓標もなく

知った気になって 忌み嫌ったり
愛したりをくりかえして
何を視たっていうんだろう
何を抱いたっていうんだろう

 

僕は笑って過ごして
傷ついても
僕は泣かなくなった
花をたむけて

壁にもたれる以外
姿勢を保てず
言葉だけが強い
誰にも届かず

僕の言葉も死ぬんだよ
嘔吐して床に飛び散り
綺麗だったのに、無惨
雑に埋葬されちゃうんだ

知った気になって 忌み嫌ったり
愛したりをくりかえして
何を視たっていうんだろう
何を抱いたっていうんだろう

 

知った気になっては生きる気を起こし
人の所為にして死にたくなって
それでも笑う僕たちの
どこが美しいっていうんだろう

僕ら何を知ってるんだろう