太田ドクソの“atelier、白”

どくそがわたしを考えるところ。

とうとい

曲がり角 突然 ほほを叩く

派手なピンクの夏の花びら

名前も知らない綺麗な君は

性別がない。心臓がない。

口紅が全部とれてしまって、

可愛くなくなったからうちに帰った

体を明け渡してしまいたかった

「死ぬときに、怖いのは、執着。」

 

やわらかくてあたたかい私の

掌が好きだと君 が いう

 

大切な気持ちを少しの差異もなく

確実に伝えたいのにその実は

百円払って袋から出せば、だれでも使える簡単な言葉

安物のTシャツを脱いでみても

なんか違って見えて気が引ける……

誰にも作れない私だけの「血」が通ってるはずの思いなのに

 

やわらかくてあたたかい のは 君

あいまいに笑った、頼れなかった 言葉

 

はやく夏死なないかな

私、まだ死ねないから

はやく夏死なないかな

二人にしてくれないかなぁ

「愛してる」とか「永遠」とか「大好き」とか違うな

君が死んだら、いやだな。