太田ドクソの“atelier、白”

どくそがわたしを考えるところ。

やさしい人

覚えのないうちについてる
エアコンの音 静かな雨
胎動に似たわずかな衝撃
誰もいない 静かな朝

もうちょっとすれば恋人が
心配顔で 帰るだろう
アホみたいに何か買い込んで
優しい人が 帰るだろう

毎日の膿を消化できずに
繰り越してきた結果がこれ
目が虚ろになっていく ああ…ああ!

どうか優しい気持ちのまま
この祈りのような生活を
身と心に宿したまま 暮らしていけたなら

 

他愛のない話に笑って
心からでもお愛想でも
大切なのは今を同じ
目線で見るとゆうこと

僕がどうかしてるのは
今に始まったことじゃない
君には僕の戯言うわ言を
笑ってほしい 救ってほしい

微熱まじりの会話に踊る
君の心配と僕の希望が
これ以上寂しく光らぬよう に、

どうか優しい気持ちのまま
この祈りのような生活を
身と心に宿したまま……


どうか優しい気持ちのまま
この潔白な2人のたたかいが
のちに終わりを迎えるように
小さな手はからのまま で

 

簡単な気持ちの病床の朝
ただいま おかえり 具合はどう?
胎動に似たわずかな衝撃
優しい人と 静かな朝